「もう少しで定年。あとちょっと頑張らねば」という決意あり。初孫誕生を喜ぶ便りあり。卒業から40年余り、わずか数行の短い言葉の中に皆の半生が凝縮されているようで、〝人生悲喜こもごも〟を実感せざるにはいられません。
報告と共に添えられた「事務局の皆さん、お疲れさん」という言葉に励まされ、延岡実行委員会の面々にも気合いが入りました。

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「今年３月に退職し、４月には初孫が生まれ、ごくフツーの生活を送ってます」と康代さん。７組だった加代子さんは「結婚３３年目。初孫が今年の２月に生まれ癒やされています」と〝おばば〟便り。このお二方の報告がまさに、フツーの近況なんでしょうね。
「７月に誕生を迎え、年金受給の手続きを終えました」と生々しい近況を報告してくれた国立市に住む洋子さん。「仕事から解放されるので自分の時間が持てるようになります。どう過ごそうかとわくわくしています」とも。第二の人生へ、弾む胸の鼓動が伝わってきます。
月に２回、岩盤浴がある熊本の温泉館でリフレッシュしているという五ヶ瀬町在住の稚子さんは「還暦同窓会を楽しみにしています。私で役に立てることがあったら連絡下さい」と有りがたい申し出。もちろん、〝ある〟のでさっそく連絡しますね。
大阪の会社勤めを一足早く退職したという寛君の便りには「昨年、宮崎市へ帰ってきました。老後は宮崎で暮らします」。宮崎市の清美さんは「スーパーのパートおばちゃんとして１５年半！定年を機に転職を考え中です」と、次のステップへ決意表明。
「相変わらず、大阪のおばちゃんで頑張ってます」と言うのは伸（しん）子さん。高校時代から天然の気配ありありでしたが、「土曜日午前中仕事なので少し遅れそうです」と、早くも還暦同窓会当日の遅刻宣言。ちと、早すぎません！。と言うか、仕事休んだら。
孫の話と同様に多かった報告が、寄る年波に勝てない体調不良の訴え。「目がよう見えん」とか「血圧が」とか「膝が痛くて」とか――。
▽飲み会で絶えぬ話題は病（やまい）の話……
▽お開き後、机に散乱、カプセルの空（から）……なんて言いますが、みな持病と上手に向き合っているんでしょうね。
〝睡眠時無呼吸症候群〟と闘っている幸信君は「教員生活最後の年となり、多忙な日々を送っています。その割には身につく余分なもの（たぶん脂肪でしょう）は増えるばかり。健康的な生活が戻ってくるのはいつ？」と自虐ネタ。痩せようという気持ちは全く感じられませんが。
５組だった加代子さんも「歳を重ね、あちこちガタがきてますが、元気でやってます」。「元気です」と一行コメントは大分市在住の正君。日之影町から門川町内の職場に通う幸治君も「元気にやってます」。２年早く西臼杵郡内の役場を退職した幸一君は「自宅でのんびり」だそうです。
「毎日飲んでます」と言うのは築地の市場に勤める恵夫君。「メールアドレスは？」の問い合わせに、一言「わからん」。国立の洋子さんも「連絡は書面で…」と。お二人ともアナログな生活を送っているようですね。
「お手伝いできなくて申し訳ありません」秀朗君からは謙虚な便り。実行委員会は毎月１回開きます。福岡から参加してもらっても構いませんけど。
看護師の羊子さんは「西高校舎の見学会は是非参加したいです」。介護関係の仕事に就く知子さんは「同窓会ＨＰ見ました。36歳！皆な若いですね。汗を流して頑張ったことを思い出しました」と懐かしがることしきり。
「まだまだ、頑張って働きますよ」という面々からもメッセージが続々。
「相変わらず仕事に追われています。６０歳定年まであと少し頑張ります」と弘幸君。「何も変わったことはありません。相変わらず忙しい毎日です」と延岡在住の健一君。同じく延岡の真理子さんも「頑張って働いています」と。
ふるさとは遠きにありて思うもの……と言いますが、ちょいと感傷的なメッセージがこれ。「宮崎が故郷で本当に幸せだとこの頃、しみじみ思います。東京での生活はアウェーだと、宮崎に帰るとホームだなあと思います」都の空の下で故郷を想うヨネブーこと啓子さん。

そして、もっともびっくりしたのがこの葉書でした。あまりの衝撃に、読み終えるとすぐ携帯に電話しました。高校時代、グラウンドでびゅんびゅんヤリを投げていた北方町出身で愛知県在住のいく子さん。
「私は６０を機に、単身沖縄の離島で生活を始めたところです」
聞けば、退職後、ハローワークで粟国村の老人ホームの看護師募集を見付け、移住を決めたそう。「この仕事をしててほんとに良かった。正職員で採用してもらいました。４ＬＤＫの家に一人で住んでますよ。遊びにきてください。５年くらいはここで生活するつもり」。ちなみに、粟国村は那覇から約70㌔離れた離島だそうです。
詳細位置は、グーグルマップで。
葉書はきょうも続々と事務局に届いています。ちなみに今月１８日までに届いた２８通のうち、参加は「１９人」、分かりませんは「９人」でした。
寄付の方も、集まりつつあります。引き続き、よろしくお願いします。

以上、ご報告。事務局の前田でした